先日、ハリケーンランタンの1つであるフュアハンドランタンを購入しました。どのランタンを購入するのかいろいろ悩んだんですが、定番のフュアハンドランタンにしました。
購入するにあたって、ハリケーンランタンについていろいろまとめたので、これからハリケーンランタン系を購入される方は参考にしていただけると幸いです。
フュアハンドランタンの使い方や使った感想はこちらをご覧ください。
ハリケーンランタンとは
ハリケーンランタンとは平芯(ヒラシン)と呼ばれる火口(ほくち)が平らになっているものに、灯油系の燃料を染みこませて使うランタンの総称です。
その構造はすでに100年以上前に確立されていて、今でも大きく変わっていません。当時は日常生活や航海など広い範囲で使われていたそうです。
形状が現在でも変わっていないため、その見た目はアンティーク感が漂っていてとても可愛いく人気があります。
ハリケーンランタンの名前の由来はハリケーン(嵐などの悪天候)でも火が消えないほどの性能を誇ることから、この名前がついたそうです。実際にハリケーンの中で火が消えないかはわかりません。
ストームランタンと呼ばれることもあります。
ガソリン等を燃料とするマントルランタン(ガソリンランタン)とは違ってポンピングやカラヤキは不要です。使用後のメンテナンスは圧倒的にハリケーンランタンの方が楽です。
ただし、光量はハリケーンランタンの方が圧倒的に劣ります。ハリケーンランタンは理科の実験で使ったアルコールランプみたいなものなので(ハリケーンランタンの燃料にアルコールは厳禁です)、光量もそれくらいです。ハリケーンランタン1つでキャンプサイト全体を明るくするにはまかないきれません。
メインのランタンとして使うのではなく、焚き火 + ハリケーンランタンや、メインのLEDランタン + ハリケーンランタンといった+αで使用するのが一般的です。
使いやすさやメンテナンスが楽、見た目がアンティークで可愛いといった理由から多くの人に人気があるランタンです。
ハリケーンランタンはコスパがとてもいい
ハリケーンランタンの燃料は灯油が使えます。灯油はとても安価で購入できるのでコストパフォーマンスが高いです。フュアハンドランタンの場合ですが、タンクを満タン(約340ml)にして最大で20時間ほど燃焼し続けます。灯油は1Lが100円しない程度で購入できるので、20時間燃焼させるのに34円かからないくらいです。
ガスランタンでハリケーンランタンと同じくらいの光量のルミエールランタンは230gのOG缶で燃焼時間が約28~38時間です。コールマンの純正OG缶が530円くらいなのでハリケーンランタンのコスパの良さが伺えます。
– | 燃焼時間 | 燃料 | 価格 |
---|---|---|---|
ハリケーンランタン フュアハンドランタン | 20時間 | 340ml灯油 | 約34円 |
コールマン ルミエール | 28~38時間 | 230gOD缶 | 約530円 |
スノーピーク ノクターン | 35時間 | 240gOD缶 | 400円 |
燃料に灯油を使った場合はススが出るのと、匂いがきついです。それが気になる場合はパラフィンオイルをおすすめします。
灯油と比較すると匂いやススも抑えることができますが、お値段は高いです。フュアハンドランタンの日本総代理店をしているスター商事が販売しているパラフィンオイルは1L、1760円します。一気にコスパが悪くなります。
パラフィンオイルは探せばもうちょっと安いのがあるので、探してみるのもいいかもしれません。スター商事よりちょっとだけ安いのがありました。
ハリケーンランタンを製造しているメーカー
ハリケーンランタンはいろんなメーカー(ブランド)が製造されています。 有名なのをリストにしました。
FEUERHAND(フュアハンド)
有名なのは、私の購入したFEUERHAND社が製造しているフュアハンドランタンです。フュアハンドと読むのかフェアハンドと読むのか意見が分かれそうです。
フュアハンドランタンはカラーバリエーションが豊富です。たまに、限定のモデルが販売されることがあります。
ジンクと呼ばれるシルバーのハリケーンランタンがメジャーで、価格も一番安いです。カラーなどの色付きは値段が高くなります。
日本の総代理店はアウトドアメーカーのスター商事が行っており、スター商事が販売しているパラフィンオイルが純正と言われている燃料です。説明書にも書いてありました。
DIETZ(デイツ)
DIETZ(デイツ)社が製造しているハリケーンランタンも有名です。見た目はフュアハンドランタンとほとんど同じです。100年以上前に基本設計が完成されているので似た姿形になります。
デイツのハリケーンランタンで有名なのはデイツ78となすび型のデイツ80の2種類あります。カラーバリエーションはフュアハンドより少なく赤、青、黒、ジンク、金色です。
デイツのカラーランタンは、ほや(ランタンの真ん中にあるガラス)を支える金具が金色になっています。フュアハンドランタンは金具も全て一色になっています。
個人的にはカラーランタンを購入するならデイツの方が好みです。値段もフュアハンドランタンよりは安いです。
LOGOS(ロゴス)
国内メーカーのハリケーンランタンだとロゴスがあります。種類はなく、ブロンズの1点だけです。
HOLMEGAARD(ホルムガード)
ちょっと変わったハリケーンランタンとしてはデンマーク王室御用達のHOLMEGAARD(ホルムガード)が製造しているハリケーンランタンもあります。
見た目がスタイリッシュでとてもかっこいいです。 キャンプというよりインテリアとして使った方がいいかもしれません。
ハリケーンランタンのまとめ
ハリケーンランタンは見た目がアンティーク調でお洒落。灯油を使えばコスパは最高で使い方もマントルランタン(ガソリンランタン)と比較するとだいぶ楽。
光量は低いため、サブのランタンとして使うのがおすすめです。
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